Snackbar
Snackbar は、システムが実行した結果をユーザーに一時的にフィードバックするコンポーネントです。画面の下部に短時間表示され、一定時間で自動的に消えることで、比較的重要度の低い内容であることを示しつつフィードバックを伝えます。
1. 概要 (Overview)
説明
Snackbar は、操作結果が GUI 上に現れにくい場面で、簡素な内容をユーザーに知覚させたいときに用います。1 行のテキストと、必要に応じて 1 つまでのアクショントリガーを内包できます。
一定時間で自動的に消えるため、エラーのような揮発性の低いフィードバックには使いません。エラーや継続的に注意を引きたい情報には Callout など他のコンポーネントを検討します。
リンク
2. 構成要素 (Anatomy)
Leading
通知の意味を視覚的に補強するアイコンを配置する要素です。
必須/任意: 任意
Body
ユーザーに伝えたい 1 行のフィードバックテキストです。
必須/任意: 必須
Trailing
操作を取り消すなど、フィードバックに紐づくアクションを 1 つだけ配置できます。
必須/任意: 任意
3. 使い分け (Usage)
いつ使うか
- 操作結果が GUI 上に直接現れず、システム側に隠蔽されているとき
- 詳しい読解を必要としない、簡素な内容のフィードバックを返したいとき
- フィードバックに紐づく軽い取り消し操作などを提示したいとき(例: 「もとに戻す」)
いつ使わないか
- エラーのように、ユーザーが認識し続ける必要のあるフィードバック → Callout を使う
- ユーザーの操作結果がそのままオブジェクトの変化として現れる場合(フィードバックを別立てする必要がない)
- 長い文章で説明が必要な情報伝達
類似コンポーネントとの違い
- Callout: 継続的に表示する情報伝達に使う。Snackbar は一時的なフィードバックに使う。
4. バリエーション (Variants)
Color
色(状態)を指定します。
| Modifier class | ||
|---|---|---|
| Neutral* | .-color-neutral | |
| Positive | .-color-positive | |
| Negative | .-color-negative | |
| Notice | .-color-notice |
推奨される選び方の判断基準:
- Neutral: 基本のフィードバック。中立的な操作結果に使う。
- Positive: 操作の成功を伝えたいときに使う。
- Negative: 操作の失敗や、ユーザーに不利益が生じる可能性のある結果に使う(ただし揮発しても許容できる場合に限る)。
- Notice: ユーザーが認識しておくべき注意喚起に使う。
Inline
通常はブロック要素として表示しますが、コンテンツの中に inline 要素として配置することもできます。
| Modifier class | ||
|---|---|---|
| Inline | .-inline |
実装
Mixin-based
HTML
<div
class='snackbar-component'
aria-live="polite"
>
<span class="icon-component" data-icon="check" />
<span>アイテム1を削除しました</span>
<div class="trailing">
<button class="button-component">
<span class="_body">もとに戻す</span>
</button>
</div>
</div>
SCSS
@use '@pepabo-inhouse/components-web' as inhouse;
.snackbar-component {
@include inhouse.snackbar-style(
$options: (
color: positive,
size: l,
)
);
> .trailing {
margin-left: auto;
}
}
Class-based
HTML
<div
class='in-snackbar -color-neutral --active -inline'
aria-live="polite"
>
<span class="in-icon" data-icon="check" />
<span>アイテム1を削除しました</span>
<div class="_trailing">
<button class="in-button -size-s -appearance-transparent">
<span class="_body">もとに戻す</span>
</button>
</div>
</div>
SCSS
@use '@pepabo-inhouse/components-web' as inhouse;
@include inhouse.snackbar-export;
5. ステート (States)
Active
Snackbar の表示状態です。.--active を付与することで画面に表示されます。
| Modifier class | ||
|---|---|---|
| Active | .—active |
Inactive
.--active が付与されていない非表示状態です。Snackbar は一定時間で自動的に Inactive に遷移します。
6. アクセシビリティ (Accessibility)
このコンポーネント固有のチェック項目です。コントラスト・フォーカス可視化など全コンポーネント共通の原則はアクセシビリティガイドラインを参照してください。
- ルート要素に
aria-live="polite"を設定し、スクリーンリーダーで表示時に内容が読み上げられるようにする - アクションボタンを置く場合、Snackbar の表示時間内に押せるだけの時間(最低 5 秒以上)を確保するか、ホバー/フォーカス中は自動消去しないようにする
- 色だけで情報を伝えない。アイコンとテキストの両方で意味を伝える
- 重要度の高いエラーには Snackbar を使わず、Callout など揮発性の低いコンポーネントを使う
7. ライティング (Writing)
- 1 行で完結する内容にする
- 「何が起きたか」を過去形・受動形で簡潔に伝える(例: 「アイテム 1 を削除しました」)
- アクションボタンのラベルは、ユーザーが何を取り消す/実行するかが分かる動詞にする(例: 「もとに戻す」)
- 「成功しました」だけでなく、何に対する成功かが分かる文にする